円錐角膜治療法

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角膜リング(ICRS)

角膜リングとは

P角膜リングは、角膜に半円弧状の2つのリングを挿入することにより、角膜の形状を変え、軽度近視や乱視を矯正し、円錐角膜の進行を遅らせます。

角膜リングは、もともと軽度近視を治療するために開発されたものですが、円錐角膜の目に角膜リングを挿入すると、円錐角膜の出っ張りが平らになり、コンタクトレンズが装用できるようになったり、メガネでの視力が回復される場合があることがわかり、現在では円錐角膜の治療として使われるようになりました。

角膜リングは、角膜内で一種の骨組みとして働き、角膜強度が増加し、角膜移植を回避又は遅らせることができます。ただし、角膜リングの手術によって角膜の形状は徐々に変化するため、レーシックのように手術直後から回復するわけではありません。

角膜リングはこんな方にお勧めです

適応と禁忌

適応(適している方)

  1. 21歳以上
  2. コンタクトレンズやメガネで十分な視力が出ない
  3. 円錐角膜/ペルシード角膜変性症/レーシック術後角膜拡張症
  4. 角膜リング挿入部位の角膜厚が450μm(中心角膜厚の80%)以上

禁忌(適していない人)

  1. リング挿入部位の角膜厚450μm未満
  2. 角膜中央部の高度の角膜混濁
  3. 円錐角膜の急性水腫
  4. 再発性角膜びらんや角膜ジストロフィなど眼疾患の既往
  5. 膠原病、自己免疫疾患、免疫不全症の患者
  6. 妊娠中、授乳中

手術方法

当院ではイントラレースフェムトセカンドレーザー®を用いることで、コンピューター制御による角膜の切開が可能となり、より安全かつ正確な施術が行えるようになりました。

  
1.点眼麻酔
2.イントラレースフェムトセカンドレーザー®でトンネルを作成
3.角膜リングをトンネルに挿入
4.創口を1針縫合
コンタクトレンズを装用し手術終了

角膜リング
角膜リング

日本眼科学会のガイドラインには、『屈折矯正手術は日本眼科学会認定の眼科専門医であると同時に、 日本眼科学会の指定する屈折矯正手術講習会、および製造業者が実施する設置時講習会の両者を受講することが必要である。』 と定められている。
当院で行う屈折矯正手術(LASIK、フェイキックIOL、角膜リング、多焦点眼内レンズ手術)はすべて上記条件を満たした 医師が行っています。

眼科専門医とは、眼科の専門教育を5年以上受け、日本眼科学会が実施する専門医認定試験により専門医制度認定証を得た医師のことで、日本の眼科医に認められている唯一の専門医制度です。

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